GMO不正アクセスの対象者は?お名前.comデスクトップクラウド
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ミナ
GMOが不正アクセスされたってニュース…私の情報も漏れたの?
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カギまる
公式が対象としているのは、GMOの全サービスではなく「お名前.com デスクトップクラウド」です。
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カギまる
対象でない人は、公開されたサイトと偽の連絡に近づかないことが大切です。

ミナ
慌てて何かを変えなくても、まず確認から始めればいいんだね。
2026年10月29日時点(公式の第15報、12:40時点まで)で、GMOインターネットグループが続報を出し続けている不正アクセスの件です。対象者は誰なのかを、公式発表から整理します。 ニュースの見出しだけを見ると「GMOが丸ごとやられた」「26,739人の情報が漏れた」と受け取りやすいのですが、公式発表を読むと、そうではないことが分かります。
先に結論を書きます。
- 公式が対象としているのは、GMOの全サービスではなく**「お名前.com デスクトップクラウド」**です
- 26,739は、影響の可能性があるサーバーの数で、人数ではありません
- このサービスを使っていない人は、基本的にやることはありません。やるのは、攻撃者が公開したとされるサイトに近づかないことと、GMOを名乗る偽の連絡に気をつけることです
- このサービスを使っている人は、GMOが案内している対応があります。本文の後半にまとめました
この記事は、大きく2つに分けて書いています。「お名前.com デスクトップクラウドを使ったことがない」という人は、**「多くの人は対象ではありません」「公開されたサイトを見に行かない理由」「便乗した偽の連絡」「やらなくていいこと」を読めば足ります。「デスクトップクラウドを使っている(使っていた)」という人は、「デスクトップクラウドを使っている人へ」**に進んでください。
何が起きたか
時系列は、GMOの公式発表(第1報〜第15報)をもとにまとめています。
| 日付 | できごと | 出典 |
|---|---|---|
| 10月20日 | 一部のお客様のサーバー環境に、第三者による不正なプログラムが設置されていたことを確認(設置が確認されたのは「一部」で、サーバーの停止は全プランが対象です) | 第1報 |
| 10月21日 4:00 | 「お名前.com デスクトップクラウド」の全プランのサーバーを順次停止。同日、GMOが金銭を要求するメールを受け取ったと発表しています。GMOは要求に応じない方針です | 第1報、第4報 |
| 10月24日 | お客様の情報が外部に持ち出されたことを確認したと発表。一部のお客様に、身に覚えのない取引が起きていることも公表 | 第4報 |
| 10月27日 12:30 | 攻撃者とみられる者が、「当社およびお客様に関する情報と称するもの」を公開したのを確認。内容は確認中で、事実と異なる内容が含まれるおそれがあるとしています | 第10報 |
| 10月28日 | 攻撃者が公開に使っていたサイトのアドレス(ドメイン。同じ内容を別のアドレスで公開したサイトを含む)が、同日午前4時ごろに停止されたことを確認 | 第13報、NHK |
| 10月29日 12:40 | 犯人の特定につながると考えられる情報を入手したとして、警察などに提出すると発表 | 第15報 |
10月27日の時事ドットコムは、公開された情報はその時点で1人分だと報じています。また、攻撃者は今後も毎日正午に順次公開すると主張している、とも報じられています。公式発表(第15報の時点)には、公開された件数も、情報の具体的な項目も示されていません。持ち出された情報の全体と、公開された情報は別のものとして考える必要があります。
侵入の経緯などの詳しいことは調査中です。当サイトでは、原因や責任について推測は書きません。
この件はまだ続いています。以降の内容も、続報で変わることがあります。
GMO不正アクセスの対象者は?多くの人は対象ではありません
見出しやSNSで広まりやすい誤解を、公式発表に沿って整理します。
| よくある疑問・誤解 | 公式発表で確認できること |
|---|---|
| GMOの全サービスが被害に遭った | 対象は「お名前.com デスクトップクラウド 全プラン」です(第1報)。ITmediaは、主な使い方として、FXの自動売買に使う遠隔操作のパソコン(VPS)と説明しています(ITmedia NEWS)。ただし公式の対象は、使い方を問わない全プランです。当サイトが第15報まで読んだ範囲では、ほかのGMOのサービスが対象だとする記述は見当たりませんでした |
| 26,739人の情報が漏れた | 26,739は「影響の可能性のあるサーバー数」です。お客様の数でも、漏れた件数でもありません(第1報) |
| クレジットカード番号は漏れたのか | 第1報では、GMOはクレジットカード情報を含む決済情報を「当社では保持していない」としています。ただし、持ち出された項目や公開された項目は、公式には未発表です。利用者が自分でサーバーやブラウザに保存していた情報は別なので、使っていた人は後半の手順で扱ってください |
| ランサムウェア(データを使えなくして金銭を要求する不正プログラム)に感染したのか | GMOは10月28日18:20の第14報で、預かった利用者の端末の解析では、マルウェア感染やランサムウェア攻撃の痕跡は「現時点では確認されていない」としています。サーバー上の不正なプログラムの確認とは別の話で、調査は続いています(第14報) |
| 公開サイトを見れば、自分が対象かどうか分かる | 見に行かないでください。理由は次の章に書きます。GMOは、公開された情報にお客様の情報が含まれると確認できた場合、対象のお客様に個別に連絡するとしています(第11報) |
まず確かめるのは、「お名前.com デスクトップクラウドを契約して使ったことがあるか」です。 使ったことがなければ、公式が対象としているサービスの利用者ではありません。ただし、利用歴だけで、自分の情報が持ち出されたかどうかまでは判断できません。公式は、公開された情報にお客様の情報が含まれると確認できた場合に、個別に連絡するとしています。
覚えがあいまいなときは、メールのリンクではなく、自分で開いたお名前.comの契約一覧で、製品名を確かめてください。家族や勤め先が自分の名前やメールアドレスで契約していないかも、思い当たるか考えてみてください。
GMOコインなど、ほかのGMOのサービスは?
今回の件で、GMOが公式発表で対象としているのは「お名前.com デスクトップクラウド」です。GMOコインなど、GMOグループのほかのサービスに被害が出たという発表は、この件ではされていません(第15報の時点)。
ほかのサービスを使っている人は、そのサービスの公式サイトのお知らせを、自分で開いて確認してください。「GMOのサービスを使っている人は全員対象」といった連絡が届いても、リンクは開かないでください。
PHPの脆弱性との関係は?
同じ時期に、PHP の重大な脆弱性(PHP2shell)のニュースもあったため、関係があるのではと考える人もいるようです。ただ、GMOは原因を公表しておらず、PHPの脆弱性が原因だという公式の発表はありません(第15報の時点)。原因が分かるまでは、別の話として考えてください。
PHPの脆弱性については、PHPの脆弱性(PHP2Shell)とは?利用者は何をすれば良いかにまとめています。
公開されたサイトを見に行かない理由
「GMOの不正アクセスで情報を公開された人に、自分が入っていないか確かめたい」と思っても、公開先のサイトは見に行かないでください。
GMOは、攻撃者が公開したサイトについて、次のように呼びかけています。
- アクセスしない。 公式は、そのサイトにアクセスした人の情報を攻撃者が取得していることを確認したとしています。アクセスによって起きた被害について、GMOは責任を負えないとも書いています(第10報、第11報)
- 転載・引用・リンクの共有をしない。 「注意喚起のつもり」「情報共有のつもり」でも、サイトへ誘導する投稿は避けるよう求めています。悪質なものには、法的措置を検討するとしています(第13報)
- もしアクセスしてしまったら。 ウイルス対策ソフトでフルスキャンをするよう案内されています(第11報)。スキャンは端末に残った不正なプログラムを探すもので、サイト側がすでに受け取った情報を消すものではありません。不安なときは、後述の窓口に相談してください
- 自分で犯人を探したり、接触したりしない。 確かでない情報の投稿も控えるよう求めています(第14報)
- 見つけたときの通報。 不正な公開や拡散を見つけたときは、GMOの通報フォームから知らせることができます(第15報)
サイトのアドレスが停止されても、新しいサイトが立ち上がる可能性があるとして、GMOは監視を続けるとしています(第13報)。SNSなどでURLが回ってきても、開かずに、そのまま閉じてください。
デスクトップクラウドを使っている人へ
ここは、「お名前.com デスクトップクラウド」を契約して使っていた人向けです。内容は、GMOの公式発表に書かれていることだけをまとめています。細かい手順や最新の案内は、必ず公式のお知らせを自分で開いて確認してください。
公式が求めている対応
2026年10月26日の第6報では、次の対応が案内されています。
- フルスキャン。 このサービスに接続したパソコンやスマホなどで、簡易ではなく「フルスキャン」を行います。スマホなどでフルスキャンの機能がないときは、無理に操作せず、窓口に相談してください
- バックアップ。 写真や書類などの大事なデータを、ネットワークから切り離した状態で、外付けのハードディスクなどに保存します
- アカウントの保護。 次のことを、別の端末から行います。公式は、別の安全な端末から行うよう案内しています。目安として、このサービスに接続したことのない端末を使います。メールやSMSのリンクは使わず、各サービスの公式サイトやアプリから開きます
- すべての端末からログアウトし、ログインが続いている状態(セッション)を切る(取引会社、メール、Googleなど、各サービスの設定画面やマイページで他の端末のログインを切ります)
- FX・証券・メール・Googleなどのパスワードを変更する
- 多要素認証(パスワードのほかに、スマホなどでもう1回確認する仕組み)を有効にする
- 見覚えのない連携アプリ、メールの転送設定、ブラウザの拡張機能、登録端末があれば削除する
- 確認が終わるまで、ブラウザの同期をオンにしない(すでにオンなら、確認が終わるまでオフにします)
- 端末調査への協力(求められた場合)。 不正な操作に使われた可能性がある端末について、GMOから端末を預かりたいという依頼が来ることがあります。その場合は、事前に、扱い方を書いた確認書面が送られるとしています。届いたメールや書面だけを信じて端末を送らず、自分で公式のお知らせや窓口を開いて、同じ依頼があるかを確かめてから応じてください
第5報では、このサービスの中で取引ツール(MT4・MT5など)を使っていた人向けに、次の点も案内されています。
- 取引口座と取引ツールのパスワードを、取引に使っていない端末から至急変更する
- パスワードを変えても、取引会社によっては既存のログイン状態がしばらく続くことがあるため、全セッションの切断を行うか、取引会社に依頼する
- 取引履歴と残高を確認し、身に覚えのない取引があれば、まず取引先の会社に連絡する
- サーバー内やブラウザに保存していたID・パスワードを変える。同じパスワードを使い回している他のサービスも変える(第1報も同じ案内)
サービスごとに別のパスワードを管理するのが大変、という人は、パスワード管理ツールの始め方を参考にしてください。
補償・見舞金(5,000円)・期限
公式発表(第4報、第12報)に書かれている内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| お見舞金 | 現在このサービスを利用している全員に、被害の有無にかかわらず一律5,000円(「現在の利用者」が対象です。過去に使っていた人は、第4報の案内で確認してください) |
| 不正取引の損失の補償 | GMOが「今回の不正アクセスが原因」と確認した取引の、実際の損失(取引損失と手数料)。相場の変動による損失や、得られたはずの利益などは対象外 |
| 特別お見舞金 | 公開された情報にお客様の情報が含まれるとGMOが確認した場合に支払われます。基本情報(氏名・連絡先など)は1万円、金融・認証に関する情報(口座IDやパスワードなど)は1万5,000円、要配慮個人情報など特に慎重な扱いが必要な情報は2万5,000円で、複数の区分に当たる場合は合算。上限は公式の書き方では「1公開につき300万円」です。この内容は、公開の範囲などによって見直されることがあります |
| 代替サービス | 引き続きWindowsのデスクトップを使いたい人向けに、別のクラウド上の代替サービスを用意。移行後6か月は無償。お客様の同意なく移行はしないとしています |
期限として書かれている日付は、GMOが案内を出すと予告している日です。お客様が守らなければならない期限と読み違えないよう、気をつけてください。
- 10月30日(金)23:59まで:お見舞金の対象や手続き、支払い時期、代替サービスの開始時期や申し込み方法を、登録しているメールアドレスに案内する、としています
- 11月6日(金)まで:不正取引の損失補償について、請求の方法、必要な書類、受付期間を、公式サイトとメールで案内する、としています
なお、公式は「パスワードや暗証番号を尋ねることはない」としています。ただし、損失の確認のため、取引履歴を見るだけの専用パスワード(MT4・MT5の「投資家パスワード」など)の提出をお願いすることはある、と第4報に書かれています。ログインに使うパスワードと認証コードは、どんな場合も渡さないでください。 閲覧専用のパスワードも、メール・SMS・電話の文面やリンクでは渡さず、自分で開いた公式のお知らせに同じ依頼があるときだけ、案内された方法で検討してください。
GMOは、犯人の特定につながる情報を集めるため、総額100万米ドルを上限とする懸賞金の窓口も設けました(第14報)。これは一般の利用者がやることではありません。調べたり、接触したりしないでください。
便乗した偽の連絡
大きな事案が起きると、それに便乗した連絡が増えやすくなります。GMOも、次の点を繰り返し注意しています(第1報、第6報、第10報、第11報)。
- GMOや公的機関を名乗るメール・SMS・電話。 メールやSMSのリンクと添付ファイルは開きません。公式のお知らせは、以前から使っているブックマークか、この記事の末尾にある公式リンクから開いて確認します
- GMOは、パスワードや認証コードを尋ねないとしています。ログイン用のパスワードや認証コードを聞かれたら、偽の連絡です(損失確認のための閲覧専用パスワードの扱いは、前の章を見てください)
- 「被害金を取り戻します」と言って費用を求める業者。 応じないよう呼びかけています
- 犯人を名乗るメールやメッセージ。 返信せず、URLやファイルも開かないよう案内されています(第5報)
見舞金や補償の詳しい案内は、登録しているメールアドレスに送るとGMOは予告しています。この種の案内を装った偽の連絡が混ざることも考えられるので、メールに書かれたリンクからではなく、公式のお知らせを自分で開いて、同じ案内があるかを確かめてください。
連絡が本物かどうかの確かめ方は、個人情報流出の連絡が来たら、最初にやることとやらなくていいことにまとめています。偽のメール・SMS への日ごろの備えは、偽メール・偽SMSの見分け方は覚えなくていい。開かずに済む3つの習慣もあわせて読んでください。
やらなくていいこと
- 公開されたサイトで、自分の情報を探すこと。 見に行かないのが、公式の求めている対応です
- SNSでURLや画像を共有すること。 善意でも、拡散に当たることがあります
- 犯人を探したり、連絡を取ったりすること。
- 「被害金を取り戻す」という業者に依頼すること。
- デスクトップクラウドを使っていないのに、この件を理由に、あわてて解約やパスワードの総入れ替えをすること。 GMOのほかのサービスを使っているだけの人にこの対応を求める記述は、当サイトが第15報まで読んだ範囲では見当たりません。パスワードの使い回しがある人は、この件とは別に見直しておくと役に立ちます
- ニュースが出るたびに、一から読み直すこと。 デスクトップクラウドを使っていない人は、対象かどうかと偽の連絡への注意が分かれば足ります。使っている人は、見舞金や補償の続報が出るたびに、自分で公式のお知らせを開いて確認してください
公式の窓口
利用者向けの窓口です。メールやSMSにある連絡先ではなく、公式のお知らせから確認した連絡先を使ってください。
- お問い合わせフォーム
- 電話:03-5456-2560(土日・祝日を含め24時間。第15報時点)
- 不正な公開・拡散の通報フォーム
- 最新の案内:GMOインターネットグループの重要なお知らせ、お名前.comのお知らせ
この記事は2026年10月29日時点の公式発表と報道をもとにしています。続報で内容が変わることがあります。

